「あるある!」リターンサイドでの「謎」
テニスって不思議ですよね。
いつもと同じように打っているつもりでも、なぜかうまくいかない時がある。
これは、レッスンに来てくれている生徒さんのお話。
いつもフォアサイドでプレーしているこの生徒さん、いつものように軽快にストロークを打っていました。

ところが、ローテーションしてバックサイドに移った途端…
「あれ、急にボールが詰まる!うまく当たらない…」
と、焦り始めたんです。
「あるある!」と心の中で共感しながら、私はこう尋ねました。
「フォアサイドとバックサイドで、ボールの飛び方って何か違いを感じますか?」
すると、生徒さんは少し考えた後、ハッとしたように言いました。
「そう言われてみれば…バックサイドに来ると、なんだかボールが自分に向かって飛んできている気がします!」
その通り!よく気づきましたね!
実は、これが多くの人が抱える「謎」の正体なんです。
フォアサイドでは、ボールが自分から離れていくように感じることが多いのに対し、バックサイドでは、ボールが自分に「向かって」くるように感じやすい。
これは、無意識のうちに視線の向きや体の使い方が変わってしまうために起こります。
生徒さんにこの話をすると、彼は「じゃあ、少しボールから離れるようにしてみます!」と早速試してくれました。
すると、どうでしょう!
「バッチリです!ハマりましたー!」
と、笑顔でナイスショットを連発し始めたんです。
私のコーチ4課題もクリアすべくコーチングテクニックを使い、教えるだけでなく、**「自分で気づく」**ことの大切さを改めて感じた瞬間でした。
皆さんも、もしコートで同じような「あれ?」と感じることがあれば、ぜひボールとの距離感を意識してみてください。きっと、テニスがもっと楽しくなるはずです!
