試合のエピソードを話す

今日はなんだか暑さがマシだった気がしますねー

秋ぽい空も見えました。秋はもうすぐかな??


コーチとしてジュニアレッスンを担当する中で、レッスンの最後に子どもたちに一言話す時間があります。いつもこの時間をどう使おうか、何を話そうかと頭を悩ませていました。というのも、偉そうな話ができるような輝かしい実績があるわけでもないからです。


先輩コーチたちは、目標の立て方や日々の頑張り、その日のレッスンの反省など、色々な話をされています。

私も何か話さなきゃと思いながらも、なかなか言葉が出てこない。つい、「今日はこれでおしまい!」と、この時間をスキップしてしまうこともありました。


でもある日、思い切って自分のエピソードを話してみることにしました。


「絶対負けられないシードの意地」
これは、私が試合に出た時のエピソードです。
「絶対負けられないシードの意地」というテーマで、プレッシャーの中で戦った経験を話しました。
周りからは「勝って当然」と思われ、自分自身も「負けるわけにはいかない」と強いプレッシャーを感じていたこと。
心臓がドキドキして、手足が震えるような感覚。
「こんなに緊張するなら、いっそ負けてしまった方が楽なんじゃないか」とさえ思ってしまう瞬間もありました。
でも、コートに立つと不思議とそんな気持ちは吹き飛びます。
「とにかく、今できることを精一杯やろう」
「自分のプレーを信じよう」
そう思って、目の前の1ポイントに集中しました。
すると、その時の子どもたちの反応が、今までとは全く違ったんです。
目をキラキラさせて、真剣に私の話を聞いてくれました。そんな気がしたんです!


「自分も同じように感じたことがあります!」
「プレッシャーで体が硬くなってしまう」


ああ、みんなも同じように感じていたんだ。


それは、私にとって大きな発見でした。
経験を共有することの意味
私は、自分の話が子どもたちにとって、何かを学ぶための「特別な話」である必要はない、と気づきました。
むしろ、同じように悩み、同じように壁にぶつかっている「先輩」として、自分の経験を正直に話すこと。
それが、子どもたちとの間に信頼関係を築き、新しいコミュニケーションを生み出すきっかけになるのだと思います。


もちろん、コーチとして技術や戦術を教えることは大切です。
しかし、それ以上に、一人の人間として、彼らの成長を心から応援し、共感すること。
それが、子どもたちにとって大きな支えとなり、彼らの未来の糧となるのではないでしょうか。


これからも、特別な話ではなく、ありのままの自分を語ることで、子どもたちとの距離を縮めていきたいと思います。

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