試合シーズン!
気がついたらもう10月の半ば。早すぎる!
秋は試合シーズンに突入ですね!
多くの試合結果を聞いていて、ある重要な課題に気づきました。
皆さんに問います。
「あなたは、今打つショットが『守備』なのか『攻撃』なのか、明確な判断基準を持っていますか?」
勝ちたい気持ちから、安全に返すだけの「当て返しのボール」が増えていませんか?
上のレベルでは、相手に何のプレッシャーもかけない守備は、相手のチャンスボールに変わってしまいます。
守備の目的は「ミスしない」から「リスクを持たせる」へ
これからの守備の目的は、「相手にリスクを持たせること」です。
守備なのに、相手の攻撃を制限し、結果的に展開を自分に戻す意識を持ちましょう。
試合巧者は、守備のボール自体に、相手を惑わす「罠」を仕掛けます。
守備で仕掛ける3つの「罠」
返す「場所」の調整
相手の利き手ではないコース、またはコートの真ん中深くに返す。次の攻撃角度を制限できます。
返す「タイミング」の外し
いつも同じリズムではなく、わずかに遅らせて打つなど、相手のリズムと体勢を崩す工夫をしましょう。
返す「球種・威力」の調節
力任せに当て返さず、回転を増やしてボールを深く落とす、高いロブで時間を稼ぐなど、意図的なコントロールを加えます。
どんなに走らされた状況でも、「どうすれば相手に一番嫌なボールを返せるか」を考えること。
「返すだけのボール」から、「相手に考えさせるボール」へ意識を切り替えることが、レベルアップへの道です。
もう一つのアクセントで
打つ前に一瞬、「自分の体勢」と「相手の体勢」を見て、このショットが「守備」なのか「攻撃」なのかを判断してください。
そして、守備だと判断したら、「罠」を仕掛けることを目標に。
この秋、一つ上のレベルを見据えて、戦略的なテニスを磨き上げていきましょう!

