あなたはしってる?GOサイン
もう三木の夜は寒いです!秋が深まっていくのを感じます。冬も一気に押し寄せて来るのか??
最近、ジュニアたちとシングルスをする機会が増えました。
おかげさまで、だんだんと息切れせずに試合ができる身体に戻りつつあります。やっぱり普段からコートで動かないとダメですね!
そんな中、試合をしていて相手のジュニアたちのプレーを見て「もったいないな」と感じることがあります。それは「守備から攻撃に切り替わる瞬間の判断」です。
これはジュニアだけでなく、レディースの方々の試合を見ていても同じように感じます。
せっかくいいボールを打っているのに、切り替えのタイミングが遅れて、結局守りの展開に戻ってしまう。
試合巧者は、この切り替えの「GOサイン」を、漠然とした感覚ではなく、「スコア」と「状況(体勢)」に基づいて判断し、試合の流れを手繰り寄せます。
もったいないプレーから脱却するための、具体的な判断基準を考えていきましょう!
軸1:切り替えの最優先サインは「体勢」
スコアより優先すべきは、体勢です。
・攻撃GOサイン: ネットより高い打点で打てる、またはコート内へ踏み込める状況。
・守備続行サイン: ネットより低い打点、または後方に下がっている時。
この判断が素早くできるかが、チャンスを掴むカギです。
軸2:勝敗を分ける「スコア別」の行動基準
体勢が五分五分の時や、迷った時に頼るべきはスコアです。
1.ゲームを獲りたい勝負どころ【40-40 (デュース) 】
ミスは許されないが、ただ繋ぐだけでも勝てないスコア。
判断基準: 守備的なラリーからでも、甘いボールが来たらウィナーを狙うのではなく、「コースを厳しく狙う攻撃」に切り替えましょう。
次のボールでネットに出るための布石です。
2.プレッシャーをかけるチャンス【0-30、15-40】
相手にミスへの恐怖心がある時こそ、積極的に。
判断基準: 普段より一歩前に出てリターンを打つなど、積極的な姿勢で臨み、相手のミスを誘う。レシーブ後の3球目攻撃を意識しましょう。
3.最も慎重になるスコア【ゲームカウント 5-4, 40-A (アドバンテージ) など】
一発で決まってしまう終盤のスコア。
判断基準: 基本は「守備的な組み立て」でミスを待つ。ただし、相手が「繋ぐ」と分かっているなら、甘いボールが来た瞬間に「ネットアプローチ」に切り替えて、ラリーのリスクを回避する決断力も必要です。
まとめ:もったいないプレーから卒業しよう
曖昧な感覚ではなく、**「体勢」と「スコア」**という明確な基準で攻撃のGOサインを判断しましょう。
この秋、一つ上のレベルを見据えて、戦略的なテニスを磨き上げていきましょう!

