7時間目の苦悩
コロナの影響で休校していたので仕方ないのですが、
毎日の授業に子供たちが愚痴をこぼしています。

先日息子が休校してい分の遅れを取り戻すスケジュールをもらってきました。
小学校や中学校の学習指導要領は、年間35週(小1は34週)教科指導にあてることを標準的に考えて作られている(この35週には学校行事は含まない)。先ほどの年間1015時間というのは、週あたり29時間(コマ)×年間35週=1015というわけだ。
教科書の多くも、標準的には35週で履修できる分量にしているはずだと思う(厳密に言うと、教科ごとに年間の標準的な授業時間数は異なっており、それを踏まえている)。
となると、単純計算すると、35週÷27週=約1.3だから、おおよそ例年よりも1.3倍のスピードで進めないと、27週では終えられないことを意味する。なおかつ、このシミュレーションでは、7月から授業がほぼ通常通り再開できた場合を考えたが、新型コロナの影響で完全な再開がもっと後ろ倒しになったり、あるいは一度収束したあと、またこの冬に流行ったりすることも想定すると、1.3倍よりももっとスピードアップすることを考えないといけない。
単位を取得するためにはきっと必要なのですが、
なかなか大変なスケジュールで、学校の終わり時間もなかなか読めません。
うちの子に限らず、低学年の子たちは帰ってきてからの疲れを訴える子も出てきています。
授業の質も、おそらくスピード重視になっていくので内容も忙しそうですね。
時間がなく「バーッと言いたい事だけ話してしまって誰もついてこれない」
パターン。
時間が区切られているので仕方ない部分もありますが
大切なことが多すぎて 受ける側の容量を超えてしまいがちです。
授業のスピードアップばかりを意識しては、子どもたちが自ら問いを立てて、さまざまな人と協働しながら問題解決等にあたっていく、
探究的な学びを進める余裕がどんどんなくなってしまう可能性が高い。
「これはなんでこうなるのか?」
と疑問を抱いたりして話し合いながら授業できるのがいいな~と思います。
先生の脱線話から入るような授業が私は好きでした。
でもこの世の中で贅沢は言っていられないので
子供達には慣れてもらうしかないのな~と思います。
先生方も大変だとは思いますが、楽しい授業もたまにはしてやってくださいね~。
