教えない大切さ
私も気をつけなければと思って、日々レッスンしていますが【教えない】ってなかなか難しいんです。
教えないと言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、
アドバイスとして答えを全部言ってしまうこと(教える)で、その人の【気付き】が減ってしまう場合があります。
この【気付ける能力】がテニスが上手くなる本当のコツなんだと思います。
例えば、小さい子たちのマッチ練習を見ていて親御さんがすぐに答えを言ってしまうのを見ると悲しくなります。
せっかく自分で答えを探して、
あーでもないこーでもないと脳をフル稼働している最中に、
答えを言ってしまうとまるで【ネタバレ】のような感覚にもなり、
次に何か問題が出たとき
自分で問題をクリアして行く力が身に付かないのでは?と思っています。
コーチの視点としては今、
・その子がマッチ練習でミスに気付けなかったのは何故なのか?
・どうアプローチすれば気付きにもって行けるのか?
などを考えていかなければならないと思います。
本当に上手い先輩コーチ達はこの辺りが全然違います。
もちろんその【気付き】がわかっていて失敗している場合はきっと端的に答えを言ってあげるのも大切です。
そのさじ加減が難しいなーと思いながら、その難しさを楽しみながらレッスンしていきます。