負けるぐらいなら試合にでるな
以前、私がコーチにになりたての頃、
上司から「コーチはテニスが上手くないといけない」 と言われて
試合に出るのはジュニアの時以来ですがしぶしぶエントリーしました。
当然ブランクもあり、他所のクラブコーチに負けてしまいました。
その時、上司だったコーチにこう言われました。
「負けるぐらいなら試合にでるな」
衝撃的な一言を食らって落ち込んでいました。
当時は、まだ若くてどうすれば
生徒さんを増やせることができるのか?
どうしたらいいレッスンができるのか?
どうしたら一人前として認められるのか悩んでいました。
いろんな先輩や上司からアドバイスをもらい、見て勉強して、その当時は試合に強くなれば分かるかもしれないと思って出るようにしました。
全ては「いいレッスンが出来るようになるように」
一度テニスをやめて戦績もない自分が周りと勝負するにはどうしたらいいのか?
色々考えて試合に出るようになりました。
何年か経って、 「試合に出て必死で頑張って負けたらまた頑張ろう!」と思うようになりました。
あるイベントの試合で必死に練習して負けて真剣に落ち込む姿を見て
上司が言ってくれました。
「おまえもやっと舞台に立ってきたな」
「負けるくらいなら試合に出るな」の意味は
ベストを尽くして練習や試合に臨まない試合に意味はない
気持ちが負けている。
覚悟が足りない。などの理由でした。
色んな意味での本当にいいアドバイスをもらったと思います。
もちろん言われた当時は見返してやろうしかなかったですが(笑)
それから同じような境遇の先輩と仲良くなり一緒に成長する喜びも感じれるようになりました。
いつも元気に明るく練習や試合をする事。
どんな時でも前向きに取り組む事
日常生活(食事、睡眠)を含めて、ベストのパーフォーマンスが出来るために全てにおいてベストを尽くす事
昨日は、そんなことを思い出しながらレッスンしました。
また一生懸命勉強して頑張ってコーチングしていきます。